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Master of Sound 試聴イベント開催  東京都:タワーレコード新宿店  2010年12月12日開催

"アーティストの意図した音楽を余すところなく伝える"というシンプルな発想のもと、原音を忠実に再現するハイビット/ハイサンプリング・デジタル・ファイルをDVDに、そして音質を追求したCDをWパッケージした新しい音楽ソフトシリーズ「MASTER OF SOUND」シリーズ第1弾『Too Late Now/ハービー・S・トリオ』の試聴会が開催されました。当日は年末にONKYOから発売されるUSB端子装備のD/Aコンバーター『DAC-1000(S)』を持ち込んで、『MASTER OF SOUND』シリーズの魅力をじっくりと堪能していただくイベントになりました。


今回会場となったのは、タワーレコード新宿店。都内でも有数のJAZZコーナーを持つ大型店です。通常の「CDを試聴する」だけではない、この新しい試みの試聴イベントにどの程度お客様が興味をもっていただけるか不安な面もありましたが、ふたを開けてみると予想を超える多数の参加申込をいただき、また当日は通りすがりの立ち見の方も多く、スタッフ一同お客様の本作への興味、またデジタルファイル・ミュージックへの関心の高さを強く再認識しました。


DAC-1000(S)お披露目

製品の説明はe-onkyo music担当の田上が務めました。特に今回は『MASTER OF SOUND』シリーズの試聴会である一方、12月24日に発売になるONKYOの高性能D/Aコンバーター『DAC-1000(S)』の実力を発揮する良い機会でもありましたので、その製品特長を中心にご紹介しました。ジッターノイズの発生を極限まで抑えるアンシンクロナス転送にも対応し、バーブラウン社製32bit/192kHz DACを搭載するなど、高解像度音楽ファイル再生にクオリティを求めるお客様にも満足頂ける性能と、お求めやすい価格を高次元で両立し、USB端子を装備してPCからの伝送も可能な注目度の高いモデルという事で、来場されたお客様も興味深くご覧になられた様子でした。

DAC‐1000(S)の実力

当日のセットアップですが、アンプがA-5VL(B)、プレイヤーがC-S5VL(B)、スピーカーがD-412EXというONKYOが誇るお馴染のゴールデンラインナップ。デジタルファイルの再生はPCとUSB接続したDAC-1000(S)でD/A変換し、アナログ出力でA-5VL(B)に繋ぎ、D-412EXで鳴らすという構成でした。試聴楽曲は、e-onkyo musicで現在配信中の「Free from the strains of genre」をモットーに、アコースティックな音の景色に誘ってくれるノルウェーの2Lレーベルのカタログから、『Ola Gjeilo/Stone Rose(24bit96kHz)』,『TrondheimSolistene/DIVERTIMENTI(24bit192kHz)』それぞれ1曲ずつ試聴いただきました。ハイレゾ音源の魅力である“空間情報量の多さ”や“音場の立体感”をDAC-1000(S)が充分に引き出すことはもちろん、アルバム「Stone Rose」が連想させる冬のノルウェーの澄み切った空気感、またグラミー受賞アルバム「DIVERTIMENTI」のまるで松脂が飛んでくるかのごとき圧倒的描写力まで、肌で感じていただけたかと思います。

『MASTER OF SOUND』のマスタリング

イベントの後半は『MASTER OF SOUND』シリーズ第1弾のサウンド・プロデュースをして頂きました株式会社ワードレコーズ レーベルマネージャー田中様をお迎えし、今回の制作にまつわる逸話などを披露していただきました。

CD用、高品質ファイル用にマスタリングを施した16bit/44.1kHz、24bit/96kHzの2種類の音源に加え、今回はマスタリング前の24bit/96kHz音源も加えた3種類の音源の聴き較べを行いました。「マスタリング前の音源はレンジが広すぎてまとまりが無い音になっていたものを、音像の中心を合わせ、EQを多少掛けて、ジャズの聴きどころである、ハイハットのビートとシンバルの音の抜けが良い音源が仕上げました」と本作『Too late now』のマスタリングについて語っていただいた通り、それぞれの違いをはっきりと聴き取ることができ、曲終了とともに嬉しいことに客席からは拍手が!普段は制作現場の話や、マスタリング前の音源を聴く事の無い参加者の皆様にとっては貴重な体験としてお楽しみいただけたようで、嬉しい一瞬でした。CDショップの一角をお借りしたイベントスペースではありましたが、音の違いを存分にお楽しみいただけたのではないかと思います。


イベント後書き

1時間半という長い試聴会でしたが、イベント終了後も本日の使用機材を観察されたり、スタッフに熱心に質問したりと、お客さまにご満足いただけたようで、「こういったイベントをまたやって下さい」と嬉しいご意見も頂戴しました。お客様と色々なお話しさせて頂き、音楽を楽しむスタイルの一つとしてファイルオーディオがより身近になっている事を改めて感じ、新世代オーディオ時代の幕開けを実感しました。

皆様ご来場ありがとうございました。


当日の試聴音源

Ola Gjeilo Stone RoseTrondheimSolistene DIVERTIMENTIToo late now Harvie S TrioKenny Barron Live at Fat TuesdayHal Galper Now Hear ThisChet Baker Peace

Too late now/Harvie S Trio パッケージ販売はこちら  DAC-1000(S)販売ページはこちら


WEB限定モデルA-5VL(B)+C-S5VL(B)  第6弾試聴イベントレポート  東京都:HMVルミネ池袋 2010年12月5日開催

WEB限定ブラックカラーとしてご好評を頂いているプリメインアンプA-5VL(B)+CD/SACDプレーヤーC-S5VL(B)の試聴イベントが、ピュアオーディオイベントとしては5月に名古屋栄で行って以来、半年振りに行われました。

今回は、ユニバーサルミュージックで今年の6月の発売以来、オーディオファイルのみならず音楽愛好家の皆様にも大変評判の良い、SACD〜SHM仕様〜を大フィーチャーしての試聴会となり、さらにオーディオ評論家の麻倉怜士氏の1時間を越える熱いトークショーを中心に、聞き応えのあるイベントとなりました。

国内最大級のクラシックフロアをもつHMVルミネ池袋

今回の会場は、池袋駅と隣接してアクセスにも便利なルミネ池袋6FのHMVルミネ池袋。
国内最大級のクラシックフロアを持つこちらの店舗でのイベントということもあり、熱心な音楽ファンの方にお集まりいただきました。イベントが始まると、何気なく立ち寄ったお客様も興味津々といった感じで足を留めていらっしゃいました。

スピーカーを力強くドライブさせるA-5VL(B)

司会者から紹介され、麻倉氏のトークショーが始まりました。最初は、ONKYO DIRECTでの試聴会ではおなじみのオンキヨー株式会社辻一郎氏から機器の説明を行いました。麻倉氏からの「この機器の音の良いポイントは?」との質問には「このような薄型のアンプでも、スピーカーのドライブ能力が非常に高いのがデジタルアンプの特長です」との回答。実際、今回はD-412EXというスピーカーとの組合せでしたが、店舗の一角をお借りしたイベントスペースにも関わらず、SACDの音の良さが十二分にわかる迫力で聴かせてくれました。

録音の音質の良さを味わうシングルレイヤーSACD

C-S5VL(B)は「SACD」ボタン「CD」ボタンを押すことで、ハイブリッドSACDの場合はCD層とSACD層を切り替えて聴き比べることができます。 この特長を活かして、最初に名盤スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト「ゲッツ/ジルベルト」より『コルコバード』をハイブリッドCD層→ハイブリッドSACD層→シングルレイヤーSACDの順番で聴き比べてみました。同じ曲で順番に聴き比べてみると、やはりその違いは歴然とします。

麻倉氏は「シングルレイヤーSACDは情報量が多く、やさしく豊かな音がする」と評していらっしゃいました。
また、「CDははっきりくっきりと輪郭が際立っているが、SACDは粒子が細かく音の空気感や音場感が暖かい」とも仰っており、音楽鑑賞におけるSACDの優位性がわかる一言であると感じました。

また、ハイブリッドディスクは2層にすることによって、レーザーでの読み込みに影響を与えてしまうことを指摘し、シングルレイヤーにすることでその問題が解決されて、よりSACDの実力が発揮できる、というようなお話や、シングルレイヤーSACDが緑色になっている理由はCDを読み取る赤色レーザーがプレーヤー内で乱反射した際にレーベル面から入り込まないようにするために、赤の補色である緑色にしてある、など興味深いお話をしていただきました。

主な試聴タイトル

SACDの音の良さを改めて確認

これまでC-S5VLとA-5VLのイベントを通じてSACDの良さを感じてきましたが、今回のSACD〜SHM仕様〜を聴き、麻倉氏の詳しいお話を伺うことで、改めてSACDをはじめとするパッケージメディアの可能性を再確認しました。
今回のイベントで、オーディオ機器での音楽の楽しみを少しでも伝えることができたと思います。


e-onkyo music 試聴イベントレポート 東京都:ForestLimit  2010年9月11日開催

iPodやパソコンに収録された音楽データをデジタルのままで伝送、これまでにない音質で音楽再生を実現できるND-S1(B)。発売から爆発的な人気を誇り、デジタル音楽の楽しみ方に新しい流れを呼びましたが、ほんとうにデジタル伝送は音がいいのか、そんな疑問をお持ちの方にも実際に体験いただこうと、試聴イベントを開催することになりました。

音にこだわりを持ったApple認定店kitcut

Apple製品とアクセサリを専門に取り扱い、その購入・サービスに特化した販売店(Apple Premium Reseller)として認定されているkitcut。滋賀県草津市の草津エイスクエアというショッピングモール内にあり、とても幅広いお客様が来店されています。
Apple製品はもとより、ヘッドホンや小型スピーカーなど「音」に関するアクセサリの取り扱いが豊富、滋賀県内でもここでしか入手できない製品も多数あり、担当者のこだわりの品揃えが素晴らしいお店です。試聴機の事前展示や告知など、今回の試聴イベントにはたいへん意欲的に取り組んでいただきました。

音楽の違い、機器の実力が聴き分けられる

オープンスペースでの展示、お客様には立ったままでご参加いただくなど、通常の試聴イベントとはかなり違った環境でしたが、事前申し込みいただいた方はもちろん、当日ふらっと立ち寄られた方でも、じっと耳を傾けている方もいらっしゃいました。
ND-S1(B)には、アンプ内蔵スピーカーGX-500HD(B)と、デジタル入力を装備したプリメインアンプ+ブックシェルフスピーカーD-212EXを切り替えて試聴できるようにセッティング、幅広い選曲でその再現能力を聴き較べていただきました。


通常iPodの中でデジタルからアナログに変換された音をイヤホンやヘッドホンで聴いていただいているところを、ND-S1(B)はiPodからデジタルのまま音楽信号を抜き出し、そのままのクオリティでデータを送り出します。内部では回路間での信号処理のタイミングの同期を図る、「クロック精度」を高める技術が搭載されているため、高品位な音楽再生を可能にしています。女性ボーカルの艶やかさ、ジャズの躍動感、クラシックの繊細さ、打ち込みの幻想的な音の広がり、アコースティックギターの多彩な表現など、小さなiPodから繰り出されているとは思えない程、音楽が持つ多彩な表情を見事に聴き分けることができました。また、GX-500HD(B)とA-5VL(B)+D-212EXでの切り替えでも機器が持つポテンシャルの違いが明確に分かり、この小さなND-S1(B)でも原音に忠実に再生するというONKYOサウンドを実現する技術やノウハウが惜しみなく投入されていることを改めて実感できました。

アナログとデジタルの違いは歴然

一通り説明が済んだ後は、お客様が実際に持ちになっているiPodで試聴、併せて質問や疑問をお受けすることになりました。
早速お手持ちのiPodをセットして聴き入るお方、説明員に話かけられる方、熱心に耳を傾けられていました。
デジタルの実力は分かったけれど、結局アナログとはどう違うのか?そんな疑問を持たれたからのご要望で、急遽アナログでの試聴も実施。iPodのヘッドホン端子からA-5VL(B)へ接続して、D-212EXで再生。しばらく聴かれたところで、D-212EXで再生されていることを知らされて驚愕のご表情。横から聴いていても、え〜、というくらいその音質の違いは歴然でした。ということで、ND-S1(B)の実力に納得いただくことができました。

幅広いファン層に届く製品

今回の試聴会では若い方や、通常お目にかかかることが少ない女性の方も参加されているのが印象的でした。小さな子供さんを連れられたご家族もたくさん見受けられ、その中で実際にいい音を体験していただけたのは有意義でした。お客様はもちろんでしたが、店舗スタッフの方々からも口々に「いい音ですね〜」と声をかけていただいたのがとても嬉しく、実際に触れていただければたくさんの方にその良さが伝わるのだなと達成感に満たされたイベントとなりました。

今回試聴した音源(試聴順)

主催:
Apple Premium Reseller kitcut
オンキヨーエンターテイメントテクノロジー株式会社

e-onkyo music 試聴イベントレポート 東京都:ForestLimit  2010年9月11日開催

e-onkyo musicのハイビット、ハイサンプリング音源を存分に楽しんでいただく試聴イベントが去る9月11日(土)、幡ヶ谷のイベントスペース「Forest Limit」で開催されました。当日はオーディオ評論家の和田博巳さん、音楽プロデューサーの冨田ラボさんをゲストに迎え、音の評価のみにとどまらず、製作現場のお話やミュージシャンのお話など、トピック満載のイベントとなりました。

CDは無し!

今回は、ポストCDを睨んだイベントを目指したこともあり、あえてCDメディアでの試聴は省きました。代わりに、国内唯一のアナログ・プレス・メーカーである東洋化成に参画いただき、ハイレゾとアナログの聴き較べという、両端に位置するメディアでの究極の聴き較べを目指しました。東洋化成は「アナログレコード検定」なども実施していますので、興味のある方は是非チェックを。

今回はタワーレコードのご協力もいただいたイベントでしたので、集まったお客様は普段CDで音楽を聴いている方がほとんど。ハイレゾのデジタル音源やアナログを楽しんでいる方はほんの少しでした。CD以外のメディアの良さを感じていただくイベントを目指した我々としては俄然力が入ります。会場のJBL4343でじっくり堪能していただきましょう!

ファイル・オーディオは音質や管理で断然有利

まずはゲストの和田博巳さんから、ファイル・オーディオの基本的な説明でイベントは始まりました。CDプレイヤーでの再生は高速で回転するディスクから読み取る際にエラー補正がどうしても入るが、デジタル・ファイル再生にはそういったロスが無いといった優位性、さらに音楽ファイルの管理の容易さなどにもお話は及びました。さらに、音楽製作現場にも話は及び、昔のアナログ音源もデジタル化されて保存されていて、それらを読み取り時に誤差のでるCDに入れるよりは、ファイルでそのまま聴いた方が理に叶っている点、そして、最近のデジタル録音音源についても、そのまま高品位にデジタルで再生することで理想的な音をそのまま聴くことが出来る点などが熱く語られました。
「CDは音楽ファイルをPCで高品位に再生できるまでの“過渡期的な”メディアであった」といったお話も飛び出し、音質チェックの場ではもはやCDが主流ではなくなっている現状なども紹介されました。ただし、CDを批判することが今回のイベントの趣旨ではありません。多様化するメディアの中で、それぞれの良さをしっかり確認していこう、というスタンスでおふたりのお話は進んでいきました。

デジタルとアナログ、究極の聴き較べ!

今回のイベントの目玉のひとつ、ハイレゾ音源とアナログ音源の聴き較べは、e-onkyo musicで配信中のアルバム「Puente Celeste/NAMA –生–」を使用しました。


配信中のハイレゾ音源は24bit/176.4kHzのスタジオクオリティです。この作品のLP盤は製品としては発売されていませんので、今回特別に東洋化成にてカッティングをした、世界にたった一つのラッカー盤を用意しての聴き較べです。
ハイレゾはRME社のFireFaceUCをUSBインターフェイスとして使用。折に触れ高く評価されてきた名エンジニア、タッド・ガーフィンクル氏のワンポイント録音の素晴らしさをまざまざと感じるクリアな音色が会場いっぱいに広がりました。冨田ラボさん曰く「スタジオでプレイバックを聴いている音」。
かたやアナログ再生には和田博巳さん推薦のDENONのカートリッジにフェーズテックのフォノイコライザー、MCトランスを用意。芯のしっかりとした、厚みや温かみを持ったアナログの贖いがたい魅力を存分に引き出していて、こちらも絶品でした。

ダイナミックに移ろいゆく音楽環境

ファイル・オーディオの優位性が語られる一方で、ハードディスクが壊れる危険性や、ファイルを容易に共有できるといった、ファイル・オーディオの特性も話題になりました。ハードディスクについては、和田博巳さんはバックアップを自動的に取っていく製品を使っているとのこと。確かにそういった配慮はファイル・オーディオの場合必要ですね。そういった製品は既に色々と出回っているそうです。
マスタリングが終了したマスター音源をすぐに関係者が共有できる、という現状を紹介していただいた富田ラボさんのお話も興味深いものでした。かつてはアナログテープを命の次に大事なものとして抱えて移動したものだ、と聞くと、マスター音源ばかりでなく、音楽ファイルを簡単にファイルで共有している現代と照らし合わせ、音楽を取り巻く環境も時代と共に大きく変わってきていると改めて感じさせられました。

相性抜群の名コンビ

普通の一般家庭ではなかなか体験できない大型スピーカーを用意するなど、普段接することの少ないオーディオ環境を整えた今回の試聴イベントですが、一方でコンパクトに使用できるオンキヨー製品での試聴も行いました。使用機材はプリメインアンプのA-5VL(B)、最先端リングツイーターを搭載したスピーカーD-412EX、USBオーディオプロセッサーにはSE-U55SX(W)です。
会場は天上も高くかなりの広さもありましたし、JBL4343を使用した大規模なセッティングに較べるとどうかな、といった心配をよそに、まったく頼もしい鳴りっぷりは以前試聴いただいていた和田さんにもお墨付きをいただけるものでした。特にA-5VLとD-412EXの相性は良いようです。A-5VLのパワーは十分ですし、D-412EXはハイビット、ハイサンプリング音源の持つ広い帯域をしっかりカバーしてくれるので、安心して音楽に集中することが出来ます。

イベントが終了して

軽くお酒なども飲みながらリラックスした環境で行われた今回の試聴イベント。和田博巳さん、冨田ラボさんともにお気に入りのアナログ・レコードなども持ち寄り、ファイル・オーディオとアナログ・レコードを交互に楽しみながら、その音楽の背景や逸話なども大いに語っていただきました。3時間という長い時間にわたりお付き合いいただいた参加者の皆様には、めったにない機会を存分に楽しんでいただけたと思います。また、参加者やスタッフ、ゲストの中からは、ファイル・オーディオとアナログ・レコードの楽しみ方が非常に近い、という声があちこちで聞かれました。確かに、様々な機器やソフトを組み合わせて“より良い音”を目指すというところはまず非常に良く似ています。アナログケーブルを換えるのと同じく、USBケーブルひとつでも音が変わるのですから。そして、そういった“より良い音”を目指す行為は聴くものを満たすだけでなく、その音楽の作り手をも満たすものです。丹精込めた音楽を、丹精込めたオーディオセットで楽しむ。それは今や目が飛び出るほどの金額をかけなくたって出来ることです。ファイル・オーディオやアナログの世界は、質が二の次になりがちな昨今の音楽を取り巻く環境にあって、そういった音の悦楽を再び思い起こさせてくれるものなのだと、スタッフ一同改めて実感した夜でした。

WEB限定モデル A-5VL(B)&C-S5VL(B) 第2弾 試聴イベントレポート大阪:RUG TIME OSAKA   2009年11月14日開催

第1弾東京、第2弾大阪に続いて開催された、第3弾試聴イベントは名古屋の繁華街栄にあるCDショップ、HMV栄店の店舗内で開催されました。「CDを聴く」ことが何倍も楽しくなる!そんなテーマでいつもとはちょっと違う、オープンスペースでの実施となりました。しかも、応募者多数につき急遽2回目の開催も決定し、当日を迎えるのが一段と楽しみでした。

ちょっと珍しいギタースピーカーで試聴

まずは製品の開発元であるオンキヨーからの解説。音楽好きな方の参加が多くなりオープンスペースでのデモということで、今回はギターメーカーTAKAMINEと共同開発し、アコースティックギターのボディと同じ素材を使って作られたD-TK10という風変わりなスピーカーで再生しました。スピーカーとしては異端児的な存在ですが、響の豊かなマホガニー材の良さを音作りに活かした逸品。これを鳴らすのは、薄型デザインながら高いドライブ能力を持つデジタルアンプ、A-5VL(B)。デジタルアンプに抵抗のある方もいらっしゃるようですが、ONKYOのデジタルアンプはディスクリートで構成されたアナログ回路で作られており、音楽信号を効率よく増幅するためにデジタルアンプを利用している、また、再生周波数等によって刻々と変化するインピーダンスに幅広く対応するために2Ωまでのインピーダンスに耐えられる設計になっている、など、カタログには記載されていない耳より情報などを交え、あわせてCDの再生音を楽しんでいただきました。


録音現場の音場をそのままに再現できるか

続いては、第2弾試聴イベントでも参加いただいた、株式会社ワードレコーズのレーベルマネージャー田中様。著名なジャズミュージシャンとの録音現場に何度も立ち会われており、音源制作者の立場から興味深いお話しをいただきました。録音スタジオの大きなモニターで再生されるような環境は残念ながら通常の環境にはなかなか持ち込めません。ところが、今日初めてこのスピーカーを聴きましたが、コンパクトなのに驚くほど立体的で奥行き感を感じさせる再生音となっていてびっくりされたとのこと。

ジャズの聴きどころは、ハイハットのビートと金物(シンバル)の音の抜けがポイント。海外の乾いた空気の感じもこのスピーカーでは再現できている。空気を震わせて耳に到達する豊かな音を楽しむには、CDというメディアはとても優れているとご紹介いただき、それを実感できるデモでした。中でもギタースピーカーの特性に最高にマッチした選曲をしていただき、アコースティックギターとボーカルのシンプルなボサノバ音源、「ボッサ・クィーン」から「Love Of My Life」ではすぐそこで演奏されているかのようなリアルな再現音を体験できました。さらには、「ビューティフル・ラヴ~ザ・NYC・セッション」から、世界的に有名なギタリスト、アル・ディ・メオラが演奏した、バンドネオンの巨匠ピアソラの曲「Chiquilin De Bachin 」も冒頭から最後のフレーズが鳴り終わるまで、アコースティックギターの音色をじっくり堪能しました。


ビューティフル・ラヴ
~ザ・NYC・セッション
ボッサ・クィーン

最高品質な量産メディア、SHM仕様 SA-CD

この日とても貴重な試聴となったのは、SHM仕様によるSA-CD(スーパーオーディオCD)のデモ演奏でした。6/30発売を前にそのサウンドが披露されるという幸運。このメディアの開発に携われた、ユニバーサルミュージック 新倉様からの熱の入ったご説明に聞き入りました。現在量産されている殆どのSA-CDではハイブリットタイプで、通常CDの音源と一緒に記録された2層構造となっています。ところが信号を読み取る上では1層(シングルレイヤー)構造は透過反射膜を使用する必要がなく、SA-CDの高密度信号だけが記録される仕様の為反射率が良く、再生機のストレスを軽減して高忠 実再生が可能になるということです。さらにはボディには液晶パネル用カーボネート樹脂を採用したSHM素材を使用、レーベル面の色にまでこだわるという、「これ以上やりようがない」現段階で考えられる最高の技術が投入されています。元になるマスタも最高音質のものを探したということ、音質向上に対する熱意に圧倒されました。


ザ・ローリング・ストーンズ
レット・イット・ブリード

同じ音源を、CD、ハイブリッドのSA-CD、そしてSHM仕様 SA-CDで聴き較べるという、ワクワクするデモ演奏。試聴イベントでは珍しいロック音源では、ローリングストーンズ「レット・イット・ブリード」から「リヴ・ウィズ・ミー」、クラシック音源ではカラヤン指揮&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏の「ブラームス:ドイツ・レクイエム」を再生。さすがにマスター音源からこだわっただけに、音場空間の広がりは素晴らしく、各パートのごとの存在感もぐっと迫ってくる音質でした。そして、このメディアを再生できるSA-CD対応CDプレーヤー、C-S5VL(B)の活躍も注目していただきたいポイントでした。


イベント終了後も余韻冷め遣らず

イベント最後には会場となったHMV栄店、幡山店長様からのご挨拶。お店としても初めての試みでしたがCDを聴くことの楽しさに触れていただくことが出来てよかったとお話いただき、この場でHMV会員になられた方には特別特典もご用意いただきました。時間の関係上、少々駆け足気味、途中質問コーナーを設けることもできなかったのですが、イベント終了後はお客様から積極的に参加者スタッフへ話かけられたり、内部回路を見られるように天板を取り外したモデルを興味深く覗き込まれたり、早速HMV会員の登録をされたりと、会場にはしばし熱気が漂っていました。いい音を実際に聴いて体感することの楽しさを実感いただけ、CDが持つ豊かな音楽性を改めて理解できたイベントとなりました。

主催:HMVジャパン株式会社
    オンキヨーエンターテイメントテクノロジー株式会社 ONKYO DIRECT
協力:ユニバーサルニュージック合同会社
    株式会社ワードレコーズ
    オンキヨー株式会社


WEB限定モデル A-5VL(B)&C-S5VL(B) 第2弾 試聴イベントレポート大阪:RUG TIME OSAKA   2009年11月14日開催

8月に東京で開催された試聴イベントが予想以上に好評、大阪での開催を熱望されていました。
限定品だけに通常の店頭では目に触れることができません。スタッフとしても実機の質感や音質を実際に体験いただきたいということで、11月大阪でも試聴イベントを開催させていただきました。

今回会場となったのは、銀杏並木でも有名な御堂筋に面した「RUG TIME OSAKA」。年中無休で毎夜素敵なジャズ演奏が楽しめる、大人の雰囲気ただようジャズクラブでした。

会場正面にスピーカーシステムを設置、ラックにはアンプとCDプレーヤー、さらに巷で話題のデジタルメディアトランスポートND-S1(B)も接続して、iPodの音源も試聴いただけるようにしました。

ピュアオーディオ魂は最新メディアにも息づく

製品の説明は前回に引き続き、オンキヨー株式会社マーケティング部門の辻一郎氏。薄型の外観から想像できないパワーを持ったA-5VL(B)、あくまで正確でパワフルなドライブ力を追求した結果、デジタルアンプの選択に至ったこと、C-S5VL(B)での組み合わせ時のデジタル接続とアナログ接続との違いなど、本体カバーをはずした製品や部品を見せながら、そのこだわりの技術について熱く語っていただきました。
デモ演奏1曲目がヴィヨンセの新譜からという以外な選曲も新鮮。もちろん有名なクラシックも再生していただきましたが、iPodからND-S1(B)を経由しての演奏は通常のCDと全く遜色のないサウンドで、どんなメディアでも最高クラスの音質を目指すONKYO魂を感じさせるものでした。
さらには、再生に使用したスピーカー、スピーカースタンドについても一歩踏み込んだ説明を展開、店頭でもなかなか聞けない話が満載でした。


著名ミュージシャンの逸話が目白押し

続いてお話いただいたのが、株式会社ワードレコーズレーベルマネージャー田中様。ワードレコーズ様はONKYO DIRECTではCDパッケージ、e-onkyo musicでは音楽配信で数々の特長あるタイトルを販売されています。中でもCDを超える24bit/96kHzの音源制作にも積極的に取り組まれており、その音源収録にまつわる逸話の数々は思わず引き込まれるものでした。

アルバム「Beautiful Love」の1曲目「Softly As In A Morning Sunrise(朝日のように爽やかに)」に参加した超メジャーギタリスト、アル・ディ・メオラは本当にスタジオに来るのか心配されたが、案の定他メンバーを2日待たせて登場。しかし待った甲斐ありで、ジャズギターをわざわざ自宅まで取りに帰って録音した珍しいテイクとなったそうです。

続いてアルバム「ピアノ・マン」より 「All The Things You Are」(1曲目)、アルバム「ザ・ビッグ・アップル・スーパー・セッションVol.1 ホステッド・バイ・マーク・イーガン」より 「A Night in Tunisia(チュニジアの夜)」(1曲目)とそれぞれの録音現場での様子を交えながらのデモ演奏。


そして最後に、ゴリゴリのテクニカルなベースプレイで定評のあるエディ・ゴメスが、アルバム「Beautiful Love」7曲目「I'll Close My Eyes」で、ピアノを引き立てるハッとするほどに美しいベース・ソロを演奏し、とても感動したと言うお話しで締めていただきました。録音現場の様子が思い浮かべられる、楽しいデモ演奏。また、田中様からは、「今回初めてこの製品を聴かせていただきましたが、小型スピーカーでもスタジオモニターで再生されるのとほぼ同じような出音に驚きました」とお褒めの言葉をいただきました。

ザ・ビッグ・アップル・
スーパー・セッションVol.1
ホステッド・バイ・マーク・イーガン
ピアノ・マン
Beautiful Love

熱のこもった質疑応答&お楽しみ抽選会

中身の濃い話が続いたところで少し休憩を挟み、実機の撮影をしていただいたり、展示品をじっくりご覧いただきました。

雰囲気も和んだところで、お客様からの質疑応答コーナーへ。最初に口火を切られるまで少々時間がかかりましたが、その後は次々と質問が寄せられ、それに対しての回答も詳細に説明が施されました。中でも、CD再生においてはまだまだ音質向上のためにできることがあり、特に「振動」を排除すための技術というものについて最近は研究が重ねられているという話は印象的でした。

そして最後には参加者さまへの特別プレゼントとして、デモ演奏に使用したCDを3枚セットで4名様、さらにはA-5VL(B)、C-S5VL(B)をそれぞれ1名様にご用意。事前にお渡しした番号札で抽選させていただきました。


あっという間の充実の2時間

前回の東京でもそうでしたが、今回も過ぎて見ればあっという間の2時間でした。後日参加者様に回答いただいたアンケートを拝見して、やはりこのように実際に音を聴けるイベントは貴重だと感じました。もっといろんな機器の組み合わせや、いろんなジャンルの音源を聴いてみたいとのご要望、今後も参考にさせていただきたいと思います。

主催:オンキヨーエンターテイメントテクノロジー株式会社 ONKYO DIRECT
協力:RUG TIME OSAKA
    株式会社ワードレコーズ
    オンキヨー株式会社


WEB限定モデル A-5VL(B)&C-S5VL(B) 第1弾 試聴イベントレポート東京:サンス麻布十番 2009年8月1日開催

最新のデジタルアンプ技術が搭載されたA-5VL(B)、スーパーオーディオCD(SACD)も再生できるCDプレーヤーC-S5VL(B)。
ピュアオーディオの新製品、しかもこのONKYO DIRECTでしか入手できないブラックモデルの試聴会が発売前の8/1に開催されました。
会場は麻布十番駅から徒歩1分、瀟洒なレストラン「サンス麻布十番」にて。
普段は18:00からの営業なのですが、時間外にお店のご協力を得てイベントを開催させていただきました。

当日のプログラムは下記のとおりに進行されました。

1. 製品説明 <A-5VL(B) 、C-S5VL(B) >
2. SACDについて
3. 質疑応答
4. 体験コーナー
5. ダイレクトカットSACD抽選会
6. 新製品紹介 <ND-S1>

会場にはデモ演奏する製品はもちろん、中の回路を見ていただくモデルや、使用されている部品も数点展示しました。
普段なかなか見ることのない物だけに、早速写真撮影いただ方もいらっしゃいました。

微に入り細にわたり、製品の魅力をご紹介

さて、簡単なスタッフの挨拶が済んだらいよいよ本番スタートです。

製品の説明については、オンキヨー株式会社マーケティング部門の辻一郎氏。この製品が企画された経緯を皮切りに、こだわりの技術を実際に使用されている部品を見せながら、随所に施された音質向上のためのこだわりの技術を丁寧に説明いただきました。開発時の裏話や苦労話も、関係者だからこそ話せる貴重な内容がたくさんあります。

デジタル入力を持つA-5VLではCDからの出力がデジタルの場合とアナログの場合での聴き比べ、CDプレーヤーではSACDと通常のCDとの音の違いを聴きくらべるなど、実際のデモ演奏を挟んでその音も体感していただきました。


驚愕の音質、ダイレクトカットSACD

続いては、クラシックファンならご存知の方が多いことでしょう、音質の良いCDを多くリリースされている株式会社オクタヴィア・レコード様より、副社長 小野様にお話いただきました。

そもそもSACDというのはどういうものかというお話から、まずデモ演奏されたCDはe-onkyo musicでも配信されている、ミロスラフ・ケイマルのトランペットとアレシュ・バールタのパイプオルガン演奏による「J.S.バッハ:アリオーソ

正面にパイプオルガン、左手にトランペットが定位します。その説明そのままに、まるで演奏者がそこにいるかのようなリアリティ。二つの楽器の柔らかい音色が会場全体を包みこんで、スーっと心に染み入るサウンドにいたく感動しました。

続いて紹介されたのが、さらにその上を行く究極の高音質CD、ダイレクトカットSACD。マスターテープから一番最初に作られたスタンパーで作られたCD、こらは通常のCDをプレスする前に音質チェックをする、関係者用の検聴盤となります。この検聴盤をそのまま販売したのが、ダイレクトカットSACDというわけです。 一つのスタンパーからは30枚ほどしか制作されていないという、完全限定の超貴重盤。それだけに販売価格も2万円程度と高額ですが、クラシックファンには大評判のCDです。

ストラヴィンスキー:春の祭典

2008年第46回レコードアカデミー賞“管弦楽曲部門”受賞した、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団演奏、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮の「ストラヴィンスキー:春の祭典」を聴き比べました。こちらもe-onkyo musicで配信中です。

CD、SACD、そしてダイレクトカットSACDと同じパートを聴き進むにつれ、聴こえてくる音の情報量がどんどん増えていくのがわかります。特に余韻、その場に広がる空気感、それぞれの楽器の輪郭がよりはっきりと映像が鮮明になっていくようなイメージです。普段ここまで集中して聴く機会はないだけに、あらためて「音の良さ」に触れることの楽しみを実感いただけたのではないでしょうか。


徐々になごんだイベント後半

各分野のプロの方々のお話のあとは、来場者参加のコーナーへ。

質疑応答コーナーでは熱心なやり取りに圧倒される場面も。体験コーナーではお持ちいただCDを試聴していただき、もっと時間を取ってじっくり楽しんでいただきたかったところですが、時間も迫ったところで、お待ちかねの抽選会へ。
先ほど試聴したダイレクトカットCDをジャンケン大会で勝ち抜いた2名の方へプレゼントさせていただきました。


急遽紹介された新製品 ND-S1

このイベントの前日に公式発表されたばかりの新製品を急遽ご紹介させていただきました。
iPod本体から直接デジタル信号を取り出してデジタル出力できるiPodドックです。USB接続も可能で、パソコンからの音声もデジタルで出力できますし、iTunesと連携して楽曲の入れ替えなどもできるという優れものです。
デモ演奏はできませんでしたが、実機をお見せする最初の機会となりました。


オーディオへの情熱を再認識

2時間のイベントも過ぎてみればあっという間の出来事のようでした。それにしても改めて「いい音」へのこだわりは奥が深く、
参加いただいた方の熱心さを目の当たりにしてオーディオへの情熱をひしひしと感じました。忙しい中、参加、ご協力いただきました。
皆様に心より感謝するとともに、今後も製品に触れられる機会をご提供できればと思います。

主催:オンキヨーエンターテイメントテクノロジー株式会社 ONKYO DIRECT
協力:サンス麻布十番
    株式会社オクタヴィアレコード
    オンキヨー株式会社